• book012

恐竜の国での冒険

¥3,500(税別)

35ページ
サイズ:縦21.1cm×横17.5cm

ジョーゼフ・フィッタント 作
あき よしこ 訳
ヴァレリー・ウェブ 画

ユニコーン(一角獣)と一緒に恐竜の国へ。
冒険を通じて、さまざまな恐竜達について学びます。

Story ストーリー

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みきくん
きょうりゅうのくにをいく

あなたにおくる おはなしのほん

ジョーゼフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画

くぼた みき さま

これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。

おめでとう!
みきくんの7かいめの
たんじょうびにおくります

2005年11月4日
あしながおじちゃん
より

みきくんさい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか!ユニコーンのはずがない!」
みきくんは いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、みきくん
きょうは きみの ねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「……えーっと、……そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど……」
みきくんは こたえました。
「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
みきくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。
みきくんとユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。
とってもおおきなアパトサウルスが、
「やぁ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
みきくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」
「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
みきくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
みきくんが いいました。
そこへ、ステゴサウルスが あらわれました。
「みて! せなかのキザキザ!」
みきくんは さけびました。
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴサウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。
みきくんと ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
みきくん
つきとめたくなりました。
そんなに とおくないところで、
ティラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
みきくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
りょうくんや、なおみちくんや、なおちゃん
しんじてもらえるかなぁ……」
みきくんは おもいました。
きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
みきくんが ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
みきくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。
とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグナトゥスが
みきくんたちの よこを
かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、みきくんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。
やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには プテロダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
みきくんは おもいました。
「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて
プテロダクティルスが すがたを あらわしました。
みきくん
そらをとべるトガゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
みきくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。
「エーリエルが みきくん
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、
いいました。
みきくん、エーリエル そして
プテロダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
みきくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
ちじょうに おりたつと、
ペンタケラトプスが あいさつに やってきました。
みきくんが すばやく かぞえると、
ペンタケラトプスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
みきくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです。」
ペンティーは いいました。
きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
みきくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
みきくん
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは みきくん
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。
パーティーが おわると
ティラノサウルスのノイジィーが いいました。
みきくん ざんねんだけど
もうちばに かえるじかんだよ」
みきくんは、まだかえりたくありません。
でも りょうくんや、なおみちくんや、なおちゃん
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。
みきくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
みきくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
りょうくんや、なおみちくんや、なおちゃん
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さようなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
みきくん
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと

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